BMWグループでモータースポーツ事業や研究開発を手がけるBMW Mは、4輪それぞれに駆動用モーターの設けられたスポーツ走行向け電気自動車(EV)を試作し、テスト走行を始めた。
この車は、EV「BMW i4 M50」をベースに開発した、試験目的のコンセプトカー。4つのモーターを備え、各モーターがそれぞれ1つのホイールを駆動する。試験では、4輪を個別に制御することの効果を主に検証していく。
「M xDrive」と名付けたこの四輪駆動(4WD)システムは、各輪のトルクを数ミリ秒以内の細かさで個別に制御できる。その際、トルク配分は、アクセル開度や舵角、加速度、タイヤの回転速度などの条件を考慮して調整する。この仕組みにより、さまざまな路面状態の道でも、ドライバーは意図したとおり走行できるという。
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