Appleによる開発がうわさされている拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセットについて同社は口を閉ざしたままだが、著名なAppleアナリストMing-Chi Kuo氏によると、同社はヘッドセットデバイスを2023年に150万台出荷する計画だという。価格は最高2000ドル(約27万円)程度になるとみられる。MacRumorsが米国時間8月7日に報じた。
このデバイスは既に同社の取締役会で披露されており、これは同製品の開発が最終段階に差し掛かっている可能性を示唆するものだとKuo氏は指摘している。そして、Appleは2023年1月に開催するイベントでこの製品を発表する予定だという。
BloombergのMark Gurman記者によると、Appleが最初にVR市場に投入する可能性があるのは、最終的にARヘッドセットを提供するための準備としての意味合いを持つ、「高額でニッチな先行製品」だという。この製品は、開発者と熱心な消費者にAppleのヘッドセットに慣れてもらう役割を果たす可能性がある。
Appleのヘッドセットは、Metaの「Quest 2」やソニーの「PlayStation VR2」に対抗することになるが、価格ははるかに高額になる見込みだ。その価格を考えて年間販売台数予測は18万台強程度にとどまると、Bloombergは報じた。
AppleのVRヘッドセットには、8Kディスプレイ、アイトラッキングカメラ、複合現実(MR)体験用の外部カメラに加えて、2020年版「MacBook Air」および2021年版「MacBook Pro」に搭載された同社の独自プロセッサー「M1」が搭載されるとうわさされている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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