「Googleマップ」に新機能が追加されている。「iOS」版と「Android」版のアプリで、今後数週間のうちに利用できるようになる。最近のアップデートで追加されたのは、自転車の経路について詳しい情報を表示する機能、友人や家族が目的地に無事に到着したことを通知してくれる機能などだ。
こうした新機能に加えて、目的地への移動を楽にしてくれる、Googleマップの6つの隠れた便利機能を紹介する。旅行に役立つGoogleマップの便利機能については、別の記事にまとめているので参考にしてほしい。
友人や家族が指定した場所に到着した際、又は指定した場所から出発した際に、通知を自動で受け取ることのできる機能がGoogleマップに追加された。例えば友人とコンサートの会場で待ち合わせる場合、友人が会場に到着すると、通知が自動で来るように設定できる。ただし、あらかじめ相手に通知を依頼し、位置情報を共有してもらう必要がある。この通知依頼は拒否することも可能だ。
設定方法は、まず自分のプロフィールアイコンを選択し、「現在地の共有」をタップする。リストから位置情報の通知を依頼したい相手を選ぶ。次に「追加」を選択して、友人から送られてくる情報を受け取るアドレスを追加する。続いて、場所と通知のタイミング(到着した時か、出発した時か)を選択し、「保存」をタップする。
この機能は、Android端末とiPhone向けに展開が始まっている。
Googleは新機能「イマーシブビュー」の第1弾として、バルセロナ、ロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコ、東京などの約100カ所のランドマークを上空から撮影した映像の配信を開始した。今回のアップデートにより、エンパイアステートビルなどの有名な建造物のリアルな姿をスマートフォンで楽しめるようになる。ランドマークをGoogleマップ上で検索すると、イマーシブビューに対応している場合は「写真」のセクションに表示される。
主に自転車で移動している人に朗報だ。まもなく、自転車向けのルートを手軽に比較・選択できるようになる。ルートの標高、混雑状況、階段や急な坂道の有無が分かるだけでなく、道が幹線道路か一般道かも表示される。
この機能は数週間のうちに、対象の都市で順次提供が開始される。
目的地からかなり離れた場所に駐車してしまった場合、小さな青い点をたどって目的地までたどり着くのは容易ではない。しかしライブビューを使えば、スマートフォンをかざすだけで進むべき方向を教えてくれる。
スマートフォンのカメラが周囲の建物をスキャンし、ディスプレイ上に巨大な矢印を表示してくれるため、非常に分かりやすい。使い方を紹介しよう。
まさかは起きる。道案内が必要なときに限って、スマートフォンが「圏外」になるものだ。幸い、Googleマップには事前にエリアの地図をダウンロードしておく機能がある。電波が届きにくい場所を旅行する時は、特に重宝する機能だ。
Android端末とiPhoneのユーザーは、Googleマップを「シークレットモード」で利用できる。このモードにすると、位置情報や検索した場所などがGoogleアカウントに保存されない。
Googleマップアプリを開き、右上のプロフィールアイコンをタップして「シークレットモードをオンにする」を選択する。設定をオフにする場合は、同じ手順で「シークレットモードをオフにする」を選択する。
Googleマップで移動時間が7時間と表示されたのに、実際には8時間かかったとしたら、それは途中の立ち寄りを計算に入れなかったせいかもしれない。Googleマップに経由地を追加すると、到着予定時刻の精度が高まる。
こうすれば、旅行計画を立てる際に最終目的地への到着時間を高精度で計算できるようになる。
仕事に遅刻しそうな時や、慣れない土地に出かける時は、駐車できる場所とできない場所を知っておくことが重要だ。闇雲に車を走らせ、駐車場が見つかるかどうかを天に任せる代わりに、Googleマップに正しい方向へ誘導してもらおう。
公式写真は真実を伝えているとは限らない。良さそうなホテルを見つけても、予約する前にまずはGoogleマップを開き、「ストリートビュー」で実際の様子を確認しよう。Googleは、世界中をくまなく撮影して地図に記録するため、2023年には新型のストリートビュー用カメラを導入する予定だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果