Eastman Kodakは、電気自動車(EV)用バッテリー開発企業のWildcat Discovery Technologiesに出資した。写真用フィルムの製造で培った技術を応用し、バッテリーで使われる各種部品へのコーティング作業などに取り組む。
Wildcatの持つ技術を使うと、これまでと異なるタイプのバッテリー用素材を高速に製造できるという。そして、その素材で作られたEV用バッテリーセルのエネルギー密度は、現時点でトップクラスのバッテリーより90%以上高いとしている。
Kodakは、バッテリーセルで使われる電極のコーティングに、フィルム製造の技術と、フィルム工場の設備を応用する。段階的に生産能力を引き上げ、最終的に年間8000万平方mまで生産量を増やす計画。
KodakとWildcatは、2年後をめどに同バッテリーセルを実用化したい考え。
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