Amazonが米国時間7月28日に発表した第2四半期決算は、明暗入り混じる結果となった。売上高は予想を上回ったが、電気自動車(EV)メーカーRivianへの出資に伴う評価損によって相殺された。
売上高は前年同期比7%増の1212億ドルで、Yahoo Finance集計のアナリスト予測である1191億ドルを上回った。一方、同社は1株あたり20セントの損失を計上し、1株あたり利益を13セントとしていたアナリスト予測には届かなかった。
損失の主な原因はRivianへの出資で、これにより39億ドルの評価損を計上した。Rivianの株式の影響を受けない営業利益は33億ドルで、前年同期から減少したものの、同社の予想幅の上限を上回った。Amazonは4月、営業利益は10億ドルの損失から30億ドルの利益の間になると予想していた。
Amazonは、倉庫から消費者の玄関までの商品配送を取り仕切る、同社の大規模な物流業務の重圧に苦しんでいる。同社は、新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、ロックダウン期間中に自宅に引きこもる消費者からの需要に対応するため、物流業務に惜しみなく資金を投入した。外出制限が緩和されるとともに、消費者は実店舗に出向くようになってオンラインでの購入は減少しており、拡大した対応力は活用されない状態となっている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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