ミクシィは7月28日、屋内型のトラッキングシステムを活用した競輪レース映像の配信を30日から開始すると発表した。千葉市主催の自転車トラックトーナメント「PIST6 Championship」の中継で同システムを用いるという。
今回発表した新開発の屋内型トラッキングシステムは、競輪選手の走行位置や速度をリアルタイムで測位し、レース映像に選手の走行位置、速度を参考情報としてライブ表示するもの。
PIST6 Championshipの会場「TIPSTAR DOME CHIBA」の木製バンク(250m周長)を網羅するように、24台の屋内型位置情報収集アンテナを配置。アンテナが自転車の車載カメラに搭載されている小型センサーの電波を通じて位置情報データを収集し、ミクシィの映像編集サーバに転送された後、リアルタイムで映像生成を行なうという。
ミクシィはPIST6 Championshipの映像配信、映像制作の支援などを担当しており、これまでも会場内でローカル5Gの商用利用などを行なった実績がある。
同社は今後、屋内でも利用できる同システムの特性から、多くの競技に新技術を応用したいという。
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