Zoom Video Communicationsは7月27日、バーチャルミーティングプラットフォーム「Zoom」の新サービス「Zoom One」を発表した。
Zoom Oneは、チャット、電話、ミーティング、ホワイトボードといった安全で拡張性の高い機能を備えるというコミュニケーションプラットフォーム。共同作業を目的として構築しており、ビジネスニーズによって階層化された「Zoom One Basic」「Zoom One Pro」「Zoom One Business」「Zoom One Business Plus」「Zoom One Enterprise」「Zoom One Enterprise Plus」という6つのパッケージをラインナップする。
Zoom One Basicは、最大100人まで参加できる40分間無料のZoomミーティング、チームメッセージング用のZoomチャット、同期と非同期作業用の制限機能付きZoomホワイトボード、リアルタイムの文字起こし機能が利用できる。
Zoom One Proは、Zoom One Basicの機能が会議の時間制限なしで使えるほか、クラウドレコーディング機能が利用できる。
Zoom One Businessは、Zoom One Proの機能に加え、最大300人まで参加できるZoomミーティングと無制限のZoomホワイトボードが提供される。
Zoom One Business Plusは、Zoom One Businessの機能に加えて、無制限の地域通話「Unlimited Regional Calling」と、これまでZoomに採用されていなかった多言語翻訳字幕を備えた「Zoom Phone Pro」が利用可能。
Zoom One EnterpriseとZoom One Enterprise Plusは、Zoom One Businessの会議人数を500人、1000人に拡大するほか、Zoomウェビナーなどの追加機能を提供し、大規模企業を支援する。また、Unlimited Regional Callingをオプションのアドオン機能として選べる。
Zoom One Basic、Zoom One Pro、Zoom One Businessの各プランは、オンラインで購入可能。Zoom One Business PlusとZoom One Enterprise、Zoom One Enterprise Plusは、要問い合わせとなる。
Zoom One Business PlusとZoom One Enterprise、Zoom One Enterprise Plusパッケージに初めて導入された翻訳字幕では、ユーザーが選択した言語に翻訳した字幕を表示できる。サービス開始当初は、英語から各10言語への翻訳か、各10言語から英語への翻訳が可能。翻訳された字幕は、Zoomミーティング中に画面の下部に表示するという。
多言語の自動字幕は、Zoom One Business PlusとZoom One Enterprise、Zoom One Enterprise Plusの各パッケージで利用できるが、その他のプランについても近日中に追加する予定だという。
双方向翻訳(英語との間で直接翻訳する機能)で選択可能な言語は、中国語(簡体字)、オランダ語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、ロシア語、スペイン語、ウクライナ語となる。
また、Zoomの自動字幕(話し手の発言と同じ言語でリアルタイムに字幕を表示する機能)を拡張し、新たに10言語を追加。従来は英語のみ対応していたが、今後は10言語で表示できる。
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