アップルが考える「健康の未来」 - (page 2)

Scott Stein (CNET News) 翻訳校正: 編集部2022年08月02日 07時30分

Appleが独自のレディネススコアを開発する可能性

 Appleのヘルスケアアプリは進化し、有用な情報をユーザーに提供するようになっているが、まだ欠けているものがある。それはデータを集約したスコア、つまりユーザーの健康状態の総合評価だ。FitbitやOuraのウェアラブルデバイスは、様々な健康指標をもとに、その日のユーザーの健康状態をスコアとして表示する。筆者はDesai氏に、Appleが近いうちに同様の仕組みを取り入れる可能性を尋ねた。ヘルスケアアプリの進化の方向性としては十分にあり得ると思うが、Appleはまだ最適なルートを決めかねているようだ。

 「とてもいい質問だ。この件については、まだその価値を明確に実証できていないというのが正直なところだ」とDesai氏は言う。「科学的な裏付けが必要だ。科学的見地からデータを正しく理解し、収集する必要がある」

 Desai氏は、健康関連の測定結果と、それが意味するものは変化する可能性があると指摘する。「HRV(心拍変動)は有用な指標であり、色々な形で活用できるだろう。しかし、HRVの値はさまざまな要因の影響を受ける可能性がある」データから意味を引き出す時は、明確な指針を示す必要があるとDesai氏は言う。

 「実用的な情報をユーザーに提供したい。そのためには根本的な原因に立ち返ることができるようになる必要がある。様々な指標の背後にある科学を理解し、裏付けのある有益な情報を提供することに注力していく」

Appleのヘルスケアアプリが他社製デバイスに搭載される可能性

 Appleは、ヘルスケアアプリを誰もが使える、包括的で安全なシステムにしたいと考えている。しかし、今のところApple製のデバイスでしか使えないため、ユーザーは限定される。ヘルスケアアプリをiPhone以外のスマートフォンでも利用できるようになるかについて、Desai氏に聞いた。

 「われわれは常にエコシステムを支援する方法を考えている。エコシステムを、プライバシーに配慮した安全な方法で確実にサポートしたい。これが意思決定の根本的な原動力となっている」とDesai氏は言う。「『App Store』のエコシステムでは、たくさんの人たちが面白いことをしており、われわれはこうした取り組みを積極的にサポートしている」

 「Appleにとって、プライバシーは意思決定の重要な指針だ。何をするか、何をしないかを決める時は、プライバシーを基準にすることが多い」

【注釈】
この記事に含まれる内容は情報提供のみを目的としており、健康や医療に関する助言を目的としたものではありません。健康状態や疾患について懸念がある場合は必ず医療提供者に相談してください。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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