MAMORIOは7月20日、「ゆりかもめ」の利用者へのサービス向上を目的とした取り組みとして、忘れ物の検知(電波の受信)を行う「MAMORIO Spot」を全16駅に設置したと発表した。
MAMORIO Spotは、落とし物が多く集まる駅や商業施設のお忘れ物センターなどに設置する検知装置。日本郵便や高島屋、JR東日本、JR西日本などで設置され、全国約700路線以上をカバーするという。
紛失防止タグ「MAMORIO」を取り付けた財布や鍵などの紛失物が、MAMORIO Spotを設置する駅や商業施設などのお忘れ物センターに届けられると、MAMORIOの電波を検知。忘れ物が発見されたMAMORIOの位置情報を、MAMORIOのアプリを導入したスマートフォンへと自動通知するという。
MAMORIOではそのほか、置き忘れを検知、通知して未然に置き忘れを防ぐ忘れ物通知や、AR技術を使って近くの物の場所を探す「カメラで探す」機能、ほかのユーザーと交通機関のネットワークで探す「みんなで探す」などの機能が利用できる。
同社によると、忘れ物が集約される場所にMAMORIO Spotを設置することで、忘れ物の早期発見と返却時間を飛躍的に高めることが期待できるという。
なお、ゆりかもめで検知すると、アプリには「ゆりかもめ新橋駅」などの駅名および、「ゆりかもめ**」(**は、01-1〜3または、02〜16の数字)と表示される。ゆりかもめ**と表示された場合の検知場所は、アプリの地図表示で確認できるという。
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