Netflixは、広告付きの低価格プランを準備しており、その広告技術パートナーとしてMicrosoftを選定したと発表した。GoogleやComcastなども候補に挙がっていたと報じられているが、Microsoftが他社を抑えて契約を勝ち取った。
Netflixの最高執行責任者(COO)兼最高製品責任者(CPO)であるGreg Peters氏は米国時間7月14日、契約に関する発表の中で次のように述べた。「広告付きの新サービスを共同開発する上で、広告に関する当社のあらゆるニーズに対応できるMicrosoftの能力は実証されている。さらに重要なことに、Microsoftは技術と販売の両面で長期にわたって革新できる柔軟性と、会員のための強力なプライバシー保護を提示してくれた」
Peters氏によると、広告付きサービスを開始するには、まだ「やるべきことが多い」という。
Microsoftでウェブエクスペリエンスのプレジデントを務めるMikhail Parakhin氏は、契約獲得について発表したブログ記事の中で次のように述べている。「サービスの提供が始まれば、消費者が上質なNetflixのコンテンツにアクセスするための選択肢が増える。広告ニーズを持つマーケターは、Microsoft を利用することでNetflixの視聴者とコネクテッドTVの良質な広告在庫にアクセスできる。Netflixで配信される広告はすべて、Microsoftのプラットフォームを通じてのみ利用できる」
Microsoftは2021年12月、コネクテッドTVと連携する広告マーケットプレイスXandrをAT&Tから買収した。Xandrはプレミアム広告をサポートする技術プラットフォームを手がけており、「Xandr Invest」「Xandr Monetize」「Xandr Curate」「Invest TV」などの広告関連製品を提供している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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