LGは、2021年にスマートフォン事業から撤退したが、大きな謎を1つ残していった。その謎とは同社が「CES 2021」で先行披露した巻き取り式スマートフォンだ。その端末が実際に動作するバージョンが、このほど「YouTube」に公開された動画で明らかになった。
「LG Rollable」という仮称で呼ばれていた端末が最初に披露されたのは、CESで同社が行ったプレスカンファレンスでのことだった。端末のディスプレイが滑らかに引き伸ばされる様子が披露されたが、あまりにも滑らかだったため、CG合成だった可能性がある。しかし、7月12日に公開されたYouTube動画の中のLG Rollableは、CGではなく本物のように見える。しかも画面はタッチ操作に反応するようだ。The Vergeが指摘しているように、反射など、動画内のその他の要素からも、本物である可能性は高い。
LG Rollableのこのバージョンが、どれほど機能的なのかは判断しにくい。つまり、動作するディスプレイを備えただけの試作機なのか、それとも、販売可能な実機なのか、という点である。今回の短い動画では、LG Rollableの背面に3基のカメラとフラッシュがあるが、いずれも使用されていない。また、ホーム画面以外のソフトウェアが動作している様子も見られない。LGがRollableを2021年に発売予定だとうわさされていたことを考えると、これは同端末の完成版に近いものなのかもしれない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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