クラファンのREADYFOR、17億円を調達--社会課題解決に向けた寄付と補助金のインフラへ

 READYFORは7月13日、JIC ベンチャー・グロース・インベストメンツ、第一生命保険、フォースタートアップスキャピタルを引受先とした第三者割当増資により、シリーズCラウンドで約17億円の資金調達を実施したと発表した。累計調達額は約33億円になるという。

(左から)取締役 CTO 町野明徳氏、創業者 兼 代表取締役 CEO 米良はるか氏、代表取締役 COO 樋浦直樹氏
(左から)取締役 CTO 町野明徳氏、創業者 兼 代表取締役 CEO 米良はるか氏、代表取締役 COO 樋浦直樹氏

 同社は、2011年3月にクラウドファンディングサービス「READYFOR」を開始。NPOや医療機関、研究分野、地域活性化、文化などの活動に関するクラウドファンディングプロジェクトを約2万件公開し、累計支援額280億円を集めてきた。2022年2月には、「READYFOR 継続寄付サービス」を開始し、団体の継続的な資金集めもサポートする。

 また、2021年には遺贈寄付や生前寄付を検討している寄付検討者と社会的団体をマッチングする「レディーフォー遺贈寄付サポートサービス」と、「基金・寄付・補助金 企画運営サービス」を開始。両サービスを合わせ、約25億円を団体とマッチングさせてきたという。

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 READYFORのシリーズBラウンドの前年度となる2020年6月期から、2022年6月期におけるGMV(流通取引総額)は、年平均成長率40%で推移したとしている。

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 今回調達した資金は、クラウドファンディングサービスや新規事業のプロダクト開発、さらなる顧客基盤拡大に向けたマーケティング費用、メンバー採用などに活用する。

 クラウドファンディングサービスで培ったノウハウ、データ、テクノロジーを基盤に、新規事業となるREADYFOR 遺贈寄付サポートサービスと、基金・寄付・補助金 企画運営サービスを拡大するという。

 事業基盤、経営基盤を強化し、資本主義では解決できない社会課題を解決するためのお金の流れをつくる「寄付、補助金のインフラ」として、中長期的な成長を加速させるとしている。

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