Magic Leapは米国時間7月12日、新たな拡張現実(AR)ヘッドセット「Magic Leap 2」を9月30日に発売すると発表した。価格は3299ドル(約45万円)から。米CNETは2022年に入って、これを試用している。
2018年に発売された初代Magic Leapは、クリエイティブな消費者に訴求することを目指したものだった。一方、Magic Leap 2は完全にビジネス志向の製品だ。初代より小さくなり、AMD製プロセッサーを搭載した円盤型の専用コンピュートパックが付属している。米CNETが最近試用した他のどのARヘッドセットよりも視野が広く、実世界の一部を暗くして仮想物体のゴーストっぽさを軽減するユニークな機能が搭載されている。
このヘッドセットは3つのバージョンで提供される。3299ドルの「Magic Leap 2 Base」は、ハードウェアに1年間保証が付いたもの。「Magic Leap 2 Developer Pro」は、それに開発者向けツールやサンプルプロジェクトなどが追加されており、4099ドル(約56万円)。「Magic Leap 2 Enterprise」は、エンタープライズ向けの機能やアップデートに対する2年間のアクセスなどが付いて、価格は4999ドル(約68万円)。Magic Leapのウェブサイトによると、米国、英国、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、サウジアラビアでは9月30日、日本とシンガポールでは2022年内に発売予定だ。
Magic Leapの最高経営責任者(CEO)であるPeggy Johnson氏は2022年に入って米CNETに対し、同社はこの新しいヘッドセットの対象分野として、3つの業界に主に焦点を絞っていると語っていた。「医療、防衛および公共部門、製造および産業環境」に加えて、ロケーションベースのアートとエンターテインメントの分野で提携を結ぶ可能性があるとしていた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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