「Facebook」を運営するMetaは米国時間7月7日、同社の仮想現実(VR)ヘッドセットを利用する際のFacebookアカウントへのサインインを不要にすると発表した。
Metaは2020年、同社VRプラットフォームの使用にFacebookへのログインを必須とし、データプライバシーを懸念する人々や、Facebookを利用したくない人々の不興を買った。同社は当時、それによって、VRでより簡単に友人を見つけて交流できるようになるとしていた。
2022年8月から、ユーザーはMetaアカウントを作成してVRヘッドセット「Quest」にログインできるようになる。Metaアカウントを作成すると、VRにおけるソーシャルプロフィールである「Meta Horizon」プロフィールを作成するよう求められる。
現在どのようにしてVRデバイスにサインインしているかによって、Metaアカウントを作成しなければならない期限は異なる。VRデバイスの新規ユーザーや、「Oculus」アカウントとFacebookアカウントを連携済みのユーザーには、8月からMetaアカウントとMeta Horizonプロフィールの作成を促すプロンプトが表示される。
同社は2020年、VRデバイスの利用にFacebookへのログインを必須とした際、既存ユーザーに対しては、Oculusアカウントを2023年1月1日まで使えるようにしていた。そうしたユーザーも、それ以降にデバイスを利用し続けるにはMetaアカウントとMeta Horizonプロフィールの作成が必須となる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」