Microsoftは米国時間6月16日、「Windows 11」のタスクバーにより高度な検索機能をもたらす新たなテストビルドをリリースした。
Windows 11の検索がファイルやアプリを探すツールにとどまらず、記念日や特別な日、ユーザーに関連するコンテンツなどをグラフィックな「検索のハイライト」として表示できるようになった。また企業にとっては、仕事関連の最新情報やファイルも表示できる機能となっている。
Microsoftは3月に「Windows Insiders」プログラムの「Dev」チャネルでWindows 11の「検索のハイライト」機能を提供開始した(また後に、Windows 10のテスターらに向けても提供開始した)。そして今回、より安定したビルドをリリースする「Release Preview」チャネルで、Windows 11の「Build 22000.776」(KB5014668)の一環としてこの機能を提供開始した。
Release Previewチャネルは、Windowsのメインストリームリリースに先立つバージョンがリリースされるチャネルだ。今回のビルドは、Windows 11の最初のリリースである「Windows 11 21H2」向けのものとなっており、10月頃にリリースが予定されているWindows 11の次期機能アップデート「Windows 11 22H2」向けのものではない。なお22H2は、ややこしいことにDevチャネルと「Beta」チャネルでリリースされている。これはMicrosoftが22H2の一般提供に向けて5月に、DevチャネルとBetaチャネルという2つのトラックに分割したためだ。
Microsoftは、「検索のハイライト」を、今後の数週間で「段階的かつ慎重な」アプローチでWindows 11の顧客に向けて順次提供していき、「今後数カ月」のうちに全体に提供するとしている。
同社は「『検索のハイライト』によって、グローバルな、そしてユーザーがいる特定地域という双方の観点における祝祭日や記念日といった有益な日時に関して注目すべき興味深い情報が提示されるようになる。『検索のハイライト』を表示させるにはタスクバー上の検索アイコンをクリックまたはタップしてほしい」と述べている。
「法人顧客の場合、『検索のハイライト』は組織の最新情報とともに、人物やファイルといった情報も表示するようになる」(Microsoft)
タスクバー上の検索ボックスと検索ホームに表示される画像やテキストといったコンテンツは、定期的にアップデートされる。これらの画像をマウスオーバーまたはクリックすると、さらなる情報を表示できる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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