「Facebook」を運営するMeta Platformsは米国時間6月14日、「Instagram」および仮想現実(VR)ヘッドセット「Quest」の保護者向け管理ツールセットを拡充すると発表した。3月に明らかにした保護者向け管理機能を拡張するとともに、10代のユーザーにとって有意義なオンライン体験を育むため、対話を促す保護者向けの新たなリソースを追加する。
MetaがQuest向けに新たに導入する機能により、10代のユーザーの保護者は、IARCレーティングによりデフォルトでブロックされているアプリのダウンロードや購入を、承認または拒否することができる。不適切と思われる特定のアプリをブロックすることも可能になる。また、ヘッドセットのスクリーンタイム(画面を見ている時間)、デバイスにダウンロードされたアプリ、Questの友人リストなどを確認することもできる。
Instagramでは、保護者が10代の子どもに招待状を送信した上で監督ツールを起動したり、子どものスクリーンタイムを制限したい特定の時間帯を設定したり、子どもがアカウントや投稿を通報した場合に関連情報を確認したりできるようにする。
これらの拡張ツールは、現在米国で利用可能となっており、6月中に英国、日本、オーストラリア、アイルランド、カナダ、フランス、ドイツでも順次提供される予定だ。2022年中に全世界に展開するという。
また一部の国では、10代の子どもがInstagramの「発見」タブで常に同じようなコンテンツを利用している場合、異なるコンテンツを勧める通知が表示されるようになる。
Metaがペアレンタルコントロールを拡充する背景として、同社のプラットフォームを利用する若いユーザー向けの保護措置が不十分だとする批判が高まっている状況がある。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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