ここでは、手続きにあたって準備するもの、マイナンバーカードとクレジットカードで申請した場合のおおまかな流れを紹介する。PCとスマートフォンの併用でも行えるが、それほど入力項目はなく、スマートフォンをリーダーとしてマイナンバーカード内の情報を読み取るため、スマートフォンで手続きするのが便利だと感じた。
まずは、DIPSのドローン登録システムにてアカウントを開設する必要がある。その後、機体の新規登録作業、支払い、完了となるが、ここでは実際に試していくつか自身がひっかかったところを中心にお伝えする。
まずはDIPSのドローン登録システムにてアカウントを開設する。
注意書き「利用規約」「無人航空機の飛行ルール」をスクロールし、どちらもきちんと最後まで読んだ後、「航空法における無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルールについて」もダウンロードして確認しないと先に進めないので注意。特に、スマートフォンだと、2つのフォームの確認がしにくい場合がある。
この作業の中で、電子署名の付与にあたりマイナポータルの連携が必要になるのだが、連携がうまくいかず、すでにアプリをダウンロードしているのにアプリが起動せずApp Storeに戻ってしまう現象に悩まされた。そうした人は、一度iPhoneを再起動したりアプリを入れ直したりするとよいようだ。実際に再起動したら解決できた。
また、入力に「リモートID有無」の欄がある。たとえばDJIでは今後一部の機種が対応するが、現状ではまだ対応していないため、「なし」の設定でよいようだ。
DJI リモートIDに対応機種申請を確認後、「申請受付、手数料納付のお知らせ」メールが届くので、届いたら指示に従って支払う。のちに、「新規登録完了のお知らせ」メールが届いたら完了だ。
なお、筆者はマイナンバーカードを使用し、クレジットカード支払で1機種のみの登録だったが、「各種手続き確認のお知らせ」メールから「申請受付、手数料納付のお知らせ」メールが届くまで約10分。カード決済完了から登録完了のメールが届くまで約6分で完了した(6月13日現在)。かなりスムーズに届いたように感じたが、時期によっては登録完了までに数日かかっていたこともあるようだ。
登録完了後にウェブサイトにアクセスすると、「登録記号」(JUから始まる12桁の英数字)が発行されている。なお、その番号は何らかの形でドローン本体に明記する必要がある。そのまま本体にマジックなどで書いてもいいが、デザインしたシール印刷にするなど、それぞれマイドローンのための工夫のしどころでもある。
実際に手続きしてみて、マイナンバーカードの連携部分でiPhoneの再起動が必要なことに気付くまで時間がかかったが、それ以外は比較的スムーズに完了した。好きなとき、必要なときにすぐドローンを飛ばせるよう、対象の端末を所有している人はぜひ手続きしておこう。
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