リトアニアの人々が軍用ドローン「Bayraktar(バイラクタル)TB2」を購入してウクライナに提供するために、クラウドファンディングで500万ユーロ(約7億円)の募金を集めた3日後にあたる現地時間6月2日、製造元のトルコ企業は代金を受け取らずに無償で1機を提供することを明らかにした。
ドローンの製造元であるBaykar Techはツイートで、クラウドファンディングで集まった資金を代わりに人道支援に使ってほしいと伝えた。
ウクライナのArvydas Anusauskas国防相は2日、「集まった資金でバイラクタルに必要な弾薬を購入し、残りの資金はウクライナの支援にも充てる予定だ」とツイートで返信し、トルコに謝意を示した。
バイラクタルTB2は、ロシアが2月にウクライナに侵攻した後、ウクライナの軍用ドローンとして重要な役割を担っており、迫撃砲の集中砲火で攻撃してくるロシアの大規模な侵攻軍に対するウクライナの抵抗に役立っている。12mの翼幅を持つバイラクタルTB2は、最大4つのレーザー誘導爆弾を搭載して27時間飛行できる。
ウクライナは、監視とロシア軍への小型爆弾の投下に、小型民生ドローンも使用している。数十機の「DJI Mavic 3」モデルを含む、これらの小型ドローンの多くは、寄付金によってウクライナ軍の軍事装備を購入する「Come Back Alive」というウクライナ基金を通して購入されている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス