Meta(旧Facebook)の最高執行責任者(COO)であるSheryl Sandberg氏が会社のリソースをこの数年間私的に利用していたとして、同社の弁護士らが調査しているという。The Wall Street Journal(WSJ)が米国時間6月10日、匿名情報筋らの話として報じた。
Sandberg氏が2作目の著書やLean In財団、2度目の結婚式などの個人的な活動に、会社のスタッフを利用していたかどうかが、調査の焦点だとされている。調査は2021年秋から続いており、Metaの複数の社員が聞き取り調査を受けたという。
WSJは4月、Sandberg氏が英タブロイド紙Daily Mailに対し、元交際相手であるActivision Blizzardの最高経営責任者(CEO)Bobby Kotick氏に関する記事の掲載を止めるよう圧力をかけたという報道をめぐって、Metaの社内調査を受けていると報じていた。それによると、Sandberg氏は2016年と2019年に、Kotick氏に関する記事の掲載を防ぐためにDaily Mailに接触したという。Sandberg氏は、FacebookとActivisionの社員と外部アドバイザーとともに、Daily Mailに圧力をかけたと報じられていた。
Metaの企業広報担当者は当時、米CNETに対し「Sheryl Sandbergは、編集上の決定に影響を与えるために、MailOnlineとFacebookのビジネス上の関係を脅かすことはなかった」と電子メールでコメントしていた。
Sandberg氏は6月初め、秋に退任すると発表していた。ただし、取締役にはとどまる予定だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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