「iPad」から「MacBook」、「AirPods」まで、今やほぼすべてのApple製品がUSB-Cポートを搭載している。しかしiPhoneは依然としてAppleの伝統的なLightningポートを採用しているため、デスクで充電する際に、このデバイス専用のケーブルを探さなければならない。私はレビュー用の「Android」端末も、私物のタブレットやマウス、キーボードもすべてUSB-Cケーブルに挿しているので、iPhoneがどこか時代遅れに感じてしまう。
しかし、独自の充電方式にこだわるのはAppleの伝統でもある。他社がこぞってMicro-USBを使っていた時代に、Appleは「iPod」で初めて採用された32ピンのかさばるコネクタを使い続けていた。あれも苦痛だった。つまり、Appleに業界他社と歩調を合わせるよう求めることは、キリンに「みんなみたいに首を短くしてみたら」と持ちかけるようなものだ。周りがあれこれ指図はできない。
しかし、AppleがMagSafe充電を導入したときにうわさされたように、充電ポートを完全に廃止することだけはやめてほしい。結局は専用の充電ケーブルが必要になるからだ。しかもMagSafeはLightningケーブルより充電速度が遅く、現時点ではデータ転送もできないのだから、嫌な予感しかしない。だからUSB-Cがほしいのだ。iPhoneがUSB-Cに正式対応するまでは、「USB-C - Lightning」ケーブルを使うことで妥協しよう。
折りたたみスマートフォンは、少なくとも物理的デザインの面では、スマートフォン史上最大の革命だ。しかし、おそらくは値段の高さから、また折りたたみ式でなければならない説得力のある理由がないことから普及していない。
しかしAppleには、既存のイノベーションをうまく使って人々の生活を変えてきた実績がある。例えばタブレットを発明したのはAppleではないが、iPadはタブレットの利便性を証明した最初の製品として、今では実質的にタブレットの代名詞となっている。私は折りたたみスマートフォンが好きだ。楽しくて、動画や写真編集に適した大画面も手に入り、なおかつ半分に折りたためるのでポケットにも入れやすい。
私はAppleがこのジャンルに挑戦し、iPhoneとiPadの中間に位置する製品をどう料理するかを見てみたい。折りたたみスマートフォンは主流の機種ではなく、派生機種として発売されるかもしれない。「iPhone 14 Pro」の上位機種として、「iPhone 14 Fold」が追加されるイメージだ。折りたたみiPhoneのうわさはあまり聞かないが、Appleの広大なキャンパスのどこかで、このコンセプトが人知れず研究されていると私は確信している。
以上が、私がiPhone 14に望むことのトップ5だ。実現の可能性が高そうなものもあるが、今後数カ月間に何が起きるかは誰にもわからない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス