伊藤忠商事は、E Ink製の電子ペーパー画面を搭載するデジタルノート「ALTERIC NOTE(オルタリックノート)」について、企業向け販売を開始した。
ALTERIC NOTEは、E Inkとソニーセミコンダクタソリューションズの合弁会社であるLinfiny Japanが開発したデジタルノート。国内向け販売は、伊藤忠と子会社のコネクシオが担当する。
A4サイズの文書を実寸大で表示可能な、13.3インチ電子ペーパー画面を備える。A4ノート一冊程度のサイズ(縦222.8mm×横301.1mm×厚さ5.75mm)で、重さは368gと負担が少なく、大量の文書を常に持ち歩いて読める。ネットワーク経由でサーバーから文書を取り込むことも可能。バッテリー駆動時間は、最大で2週間程度。
紙と同じ反射光で表示内容を見る電子ペーパーなので、屋内でも、直射日光があたるような場所でも、紙と同じ感覚で読めるという。文書の細かい部分は、タッチパネル操作で拡大表示すると読みやすい。
専用のスタイラスを使うと、文書にメモや絵を書き込める。画面の表面がガラスでなく、紙のような書き心地だそうだ。書いた情報は、PCなどに保存でき、連携させたほかのALTERIC NOTEとも共有できる。
伊藤忠とE Inkは、ALTERIC NOTEでオフィスのペーパーレス化を推進すると、廃棄物や二酸化炭素(CO2)排出の削減につながり、SDGsの取り組みに貢献するとしている。
ALTERIC NOTEの紹介ビデオ(出典:伊藤忠/YouTube)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?