Gartnerは、世界各地の企業を対象に実施した調査で、最高経営責任者(CEO)などの経営陣が「人工知能(AI)」をもっとも影響力のある新技術と考えていた、との結果を発表した。一方、「メタバース」を重要視するCEOは多くなかった。
AIがもっとも影響力の強い新技術になったのは、これで3年連続。メタバースについては、CEOの12%が「自社の事業に適用できない」と考え、51%が「自社の事業を発展させる主要技術にはまずならない」と答えた。
大きく順位が変わった項目は「環境サステナビリティ」で、事業上の優先課題8位になり、初めてのトップ10入り。CEOの74%は、環境(Environment)/社会(Social)/企業統治ガバナンス(Governance)、つまりESGに対する取り組みを強化することで、より多くの投資が得られると考えていた。ちなみに、2015年は20位、2019年は14位だった。
そのほかには、働き方やインフレなどに対するCEOの考え方が、2022年に大きく変化するという。
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