Uberは、オンデマンドおよび定期的な食料雑貨デリバリーの事業を拡大する。米国時間5月19日より、カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州にある食料雑貨店Grocery Outletの72店舗の商品を、「Uber」と「Uber Eats」で注文できるようになった。
この試験的事業の目標は、「予算に関係なくすべての人々が利用できる、手ごろな価格で信頼できる食料雑貨デリバリーの選択肢を提供すること」だと、Uberの食料雑貨責任者を務めるOskar Hjertonsson氏は発表の中で述べた。
Uberはこのサービスのプロモーションとして、30ドル(約3800円)以上の初回注文の配送料を6月19日まで無料にする。
Uberが推進する革新的な取り組みは、食料雑貨デリバリーの拡大だけではない。同社は今週、「Uber Travel」も米国で提供開始した。「Gmail」アカウントを登録すると、フライト、ホテル、レストランの予約情報がスキャンされ、各行程の配車を予約できるようになるというもの。代金の10%は、Uberの配車サービスで利用できる「Uber Cash」としてキャッシュバックされる。
5月16日にライブ配信された製品イベント「Go/Get 2022」では、その他の新サービスとして、パーティー用のバスや乗用バンの予約ができる「Uber Charter」、ホストがゲストの乗車代金を前払いできる「Uber Voucher」、ヤンキースタジアムなどのスポーツ会場でUber Eatsと「Postmates」を使って会場内の売店の商品を注文する機能などが発表された。
Uberはその他にも、「Googleアシスタント」をUber Eatsと連携させ、音声コマンドによる注文を可能にしたほか、2件の自動運転デリバリーサービスをロサンゼルスで試験的に開始する。
また、有料サービス「Uber One」を拡大し、Marriott Bonvoyホテルのロイヤルティプログラム、Clearの本人確認、Obe Fitnessなどのパートナーの特典が受けられるようにした。Uber One会員は、Grocery Outletへの発注額が15ドル(約1900円)以上なら配送料が無料になる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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