クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」を運営するCAMPFIREは5月12日、米国のクラウドファンディングサービス「Indiegogo」との提携を開始したと発表した。CAMPFIREのプロジェクトをIndiegogoに掲載するなど、国内事業者の海外進出を支援するという。
同業他社では、2021年に「Makuake」がIndiegogoと提携を締結している。
Indiegogoは、2020年に日本語版のサービスを開始している。各国のプロジェクトの資金調達をサポートし、世界展開を目指す事業者を支援する「グローバル・ファストトラック・プログラム」も展開している。同プログラムは、同年12月から日本企業も利用できるようになった。
CAMPFIREは、国内でのクラウドファンディングサービスとして、2011年から開始。以降、6万4000件のプロジェクトが立ち上がったという。
両社が二度にわたって開催した国内事業者セミナーでは、合計140社以上が参加するなど国内企業の海外展開のニーズが明らかとなったほか、「チャレンジしたいけど、米国での広告手法や米国への配送など、調べなければならないことが多すぎて断念した」などの課題も多くあることが判明したという。
今回の提携により、希望プロジェクトに対しIndiegogoへの掲載サポートを提供するほか、Indiegogoのプロジェクトに対してもCAMPFIREがもつオンラインとリアルを融合した支援策を提供するとしている。なお、Indiegogoへの海外展開支援に関しては、飲料、食品関連のプロジェクトは対象外としている。
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