本書は、創刊44年の歴史を持つ『致知』の1万本以上に及ぶ人物インタビューから選ばれた傑作選である。五木寛之氏、桂歌丸氏、森進一氏、加藤一二三氏、瀬戸内寂聴氏、王貞治氏、山中伸弥氏、伊調馨氏など、幅広い分野の「レジェンド」と言われる人々の言葉が収録されている。
一流の人々が実際に経験したストーリーには重みがある。それぞれが語る物語には、すべてにわかりやすい教訓があるわけではない。しかし、その物語からは必ず何かを学び取ることができるはずだ。それをどう感じ、どう受け止め、どう生かすかは、自分次第である。本書のストーリーには、読む人の数だけ活用の仕方があるだろう。
1日1話、1ページで読み切れるコンパクトさも魅力だ。日めくり感覚で読んでいけば、1年間で365人の言葉が読める。活字を読むのは苦手だという人も手に取りやすいだろう。
人は経験から学んでいくものだ。しかし、人間が実際に経験できることはそう多くはない。本書は365人分の人生が体験できる贅沢な読書体験を与えてくれる。ビジネスにはもちろん、生きる上で大切なことが多く学べる、これ以上ない人生の教科書となるだろう。
今回ご紹介した「1日1話、読めば心が熱くなる365人の生き方の教科書」の要約記事はこちら。この記事は、ビジネスパーソンのスキルや知識アップに役立つ“今読むべき本”を厳選し、要約してアプリやネットで伝える「flier(フライヤー)」からの転載になります。
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