Googleが米国時間4月26日、開発者による2カ月間のテストを経て、「Android 13」の最初のベータ版「Beta 1」をリリースした。ベータ版となり、開発者だけでなくアーリーアダプターユーザー向けにアクセスを拡大したとしている。開発者アカウントの有無に関わらず、対応する「Pixel」デバイス(Pixel 4以降)でソフトウェアをダウンロードし、機能を試すことができる。正式版は2022年後半にリリースされる予定だ。
開発者向けプレビューでは多くの機能が導入された。Bluetooth LEオーディオ、USB経由でMIDI 2.0ハードウェアを接続する機能への対応、新しい通知権限、アプリごとの言語設定、テーマ別のアプリアイコン、アプリがアクセス可能な画像を選択するフォトピッカーなどだ。Beta 1ではさらなる機能が追加されている。同社は、5月11〜12日に実施する開発者会議「Google I/O 2022」で詳細を明らかにするとしている。プライバシーやセキュリティ関連の新機能、開発者の生産性、全体的なデザインの変更などについて説明されるとみられる。
Beta 1にはこれまでに発表された機能のほか、少数の新機能が導入されている。まず、メディアファイルアクセスの権限がより細かく設定できるようになった。アプリが画像、ビデオ、オーディオファイルにアクセスする権限を1度にまとめてではなく、個別に要求する形になった。ユーザーは共有するデータをよりきめ細かく管理できる。
アプリ開発については、KeystoreとKeyMintで、より詳細かつ正確な方法でエラーインジケーターを提供するようになった。このほか、オーディオルーティングが改善されている。
Android 13 Beta 1は26日より、以下のPixelデバイスにダウンロードできる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス