Googleの親会社Alphabetが米国時間4月26日、第1四半期決算(1~3月期)を発表した。売上高が予想を下回り、アナリストの予想に届かなかった。
売上高は680億ドルで、米Yahoo Financeが集計したアナリスト予想の681億ドルをわずかに下回った。1株あたり利益は24.62ドルで、アナリスト予想の25.94ドルに届かなかった。
Googleは収益源の多様化を図っており、その中で検索への依存にも対応しようとしている。同社は検索市場の約90%を占めている。
Googleは、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureに競合するクラウドコンピューティングサービスを拡大している。Google Cloudの売上高は前年同期比で40%以上増加し、58億2000万ドルだった。営業損失は減少している。
しかし、Googleの売上高をけん引するのは依然広告だ。世界経済の鈍化で広告市場は低迷しているとみられ、売上高全体を圧迫した可能性がある。
またAlphabetの取締役会は、新たに700億ドル分の自社株買いを承認した。
最高財務責任者(CFO)のRuth Porat氏はアナリストとの電話会談で、同社は第1四半期にデータセンターや従業員増員で投資を精力的に拡大したと述べた。GoogleとAlphabetの最高経営責任者(CEO)Sundar Pichai氏は、「第1四半期は、検索とクラウドが堅調な成長を見せた。デジタルトランスフォーメーションが続く中、いずれも人々と企業に役立っている」とコメントしている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」