業務用ヘッドセットなどを展開する「Jabra」の日本法人GNオーディオジャパンは4月20日、オンライン会議の最新事情と人々が抱える悩みを調査する「オンライン会議と周辺デバイスに関する調査」の結果を公表した。調査対象は、週3回以上ウェブ会議を行う20代~50代のビジネスマン300人。
調査結果によると、オンライン会議において、67.3%が「相手の顔が見えている方が会議がスムーズに進行すると思う」と回答した。さらに36.3%が「オンライン会議で顔出しをしないでプレゼンや説明をされた場合にネガティブな印象を持ったことがある」という結果となった。
これらの結果から、顔や表情が見えた状態でオンライン会議を行う方が効率的でポジティブな印象を残すことができることが分かったという。
一方で、オンライン会議で「自分の顔を映している」という人は43.7%と半数以下にとどまり、2021年4月に実施した前回調査と比べ17ポイント減となったという。顔出ししている人が減少しているものの、カメラをオンにして顔を見せた方がいいと思っている人が多いという相反する結果となった。
調査結果によると、81.3%が「オンライン会議をスムーズに進行できると思う」と回答し、テレワークが浸透してから約2年経つが、オンライン会議が定着化してきていることがわかる。さらに66.0%が「オンライン会議をスムーズに進行できる人の方が優秀だと思う」と回答し、オンライン会議が定着化し、大人数や初対面でのオンライン会議が増えてきている今だからこそ、音声や映像の乱れがなくスムーズにオンライン会議進行することが、相手の信頼を獲得する第一歩になりそうだという。
テレワークを行うにあたり、調査対象の約半数にあたる49.0%が「スマートフォンに付属されているイヤホンやPC内蔵されているカメラやマイク、スピーカーより高性能なツールを使ったほうが仕事のスイッチが入る」と回答し、効率的な業務遂行のためにはカメラやマイクなど、高性能なツールを整えることが重要であることがわかったという。
前回調査に比べオンライン会議用の備品(ヘッドセット、WEBカメラ、スピーカーフォンなどPC以外の外付け設備)を支給されずに不満を抱えている人が3.4ポイント上昇したという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」