楽天グループとUber Eats Japanは4月18日、オンラインデリバリーサービス「Uber Eats」(ウーバーイーツ)で、楽天IDを活用したオンライン決済サービス「楽天ペイ(オンライン決済)」を連携すると発表した。
決済時には、楽天グループが提供するポイントプログラム「楽天ポイント」を貯めたり、支払いに使ったりできるほか、楽天IDを利用してより簡易的にUber Eatsの新規会員登録ができるメリットがある。
Uber Eatsに楽天IDでログインできるほか、楽天ペイ(オンライン決済)で支払えるようになる。なお、4月下旬までに段階的にすべての利用者の決済方法として利用できるようにするとしている。
楽天は、日本で1億超の会員基盤を誇る。国内における2021年の流通総額は5兆円を超え、今後は10兆円を目指している。その一環として、今回のようなオープンコマースへの取り組みにも力を入れる方針だ。
一方のUberは、全国47都道府県で展開し、登録店舗は15万以上。国内最大のオンラインデリバリーサービスではあるものの、海外に比べて「現状の浸透度は、まだまだ」(Uber Eats Japan合同会社 日本代表 武藤友木子氏)とまだ伸びしろがあると説明する。
「今回の連携は楽天と私ども、双方に大きなメリットがあると考えている。今回の連携は、あくまでもはじめの重要な第一歩に過ぎない。国内に限らず、海外も含めてさまざまな領域でシームレスで利便性の高いサービスの提供を目指し、さまざまなエリアでディスカッションしていく」(武藤氏)と語った。
今後両社は、楽天が運営するインターネット・ショッピングモール「楽天市場」のセールイベントとの連動企画や、Uber Japanが運営する配車サービス「Uber」(ウーバー)における楽天IDおよび決済の連携も予定しているという。
なお、今回の連携を記念し、「Uber Eatsで「楽天ペイ(オンライン決済)導入キャンペーン」を4月27日より期間限定で開催する。期間中は、Uber Eatsの新規利用者を対象に、初回利用時に使える3000円オフクーポンや、2回目以降の注文で期間中何度でも利用できる最大50%オフクーポンの配布、注文金額(クーポン利用の場合は割引後)の最大20%の「楽天ポイント」が付与される特典などを用意する。
また、Uber Eatsの既存利用者には、すべての注文時に注文金額(クーポン利用の場合は割引後)の最大3%の「楽天ポイント」を付与する。
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