「Pokemon Go」のNiantic、最先端のAR技術を活用した新作モバイルゲーム「Peridot」

　Nianticは4月14日、新作ARモバイルゲーム「Peridot」（ペリドット）を発表した。

　本作は、「ペリドット（愛称「ドット」）」と呼ばれる生き物を育てる体験を楽しめるゲーム。数千年の眠りから覚めたペリドットは絶滅の危機に瀕しているという世界観のもと、ペリドットが生まれてから大人になるまで愛情を込めて育てつつ、繁殖させていくという内容。産み出されるペリドットは、見た目や個性、持つ能力などが、ほかのものとは100％異なるものとなるため、プレーヤーごとに独自のペリドットが育てられるという。

　同社ではさまざまな位置情報ゲームを展開しているが、本作でも世界を探索したいと思えるようなゲームになっているとし、「デザイアシステム」を呼ばれるシステムが導入。ペリドットの望み（デザイア）を叶えていくというもので、例えば「散歩に行きたい」「関心のある場所に行きたい」「一緒にトマトを育てたい」という望みを叶えて育てていくという。

　AR機能については、同社のAR開発者向けのプラットフォーム「Lightship」をフル活用した、最先端のAR技術を導入したものとしており、カメラを通して単に画面内でペリドットが登場するだけではなく、周囲の環境を理解した上で動くというもの。砂やぬかるみのある場所なのか、あるいは芝生や水といった場所なのかを認識して、それにあわせた動作を見せるという。あわせて、建物などの障害物があれば、それを避けて移動する。

　ペリドットが成長して大人になると、次の世代のペリドットを産み出せることができる。ペリドットの「生息地」と呼ばれる場所で、「巣」を使って繁殖する。巣にも特徴があり、例えばチーターの模様が付いた巣では、チーター柄の子どもが生まれるというように、特徴が反映されるという。

　今後数週間のうちにソフトローンチを行い、技術テストを行うという。日本でのリリース時期については未定としている。