ソフトバンクとレノボ・ジャパンは4月14日、「Lenovo 300e Chromebook Gen3」のセルラーモデルを独占販売すると発表した。4月15日から予約を受け付け、4月22日に発売する。
データ料金のプランは、月額基本料(税込)5280円の「データ通信専用50GB」プラン、1408円で「5年おトク割(データ通信)」を適用すると990円になる「データ通信専用3GB」プラン、別途契約するスマートフォンとデータを分け合う、1078円の「データシェア」プランの3つを用意する。
データ通信専用3GBは、1時間110円、24時間550円など「時間制ギガ無制限」オプションも選べる。
Lenovo 300e Chromebook Gen3の端末本体の販売予定価格は、ソフトバンク直営店の場合、5万7680円(税込)。ソフトバンクのスマホと新規、乗り換え、もしくは機種変更で同時に購入した場合、本体価格を割り引くプランも用意するという。
発表に合わせて実施した取材で、ソフトバンク 常務執行役員を務める菅野圭吾氏は、Lenovo 300e Chromebook Gen3のセルラーモデルを投入した背景として、GIGAスクール構想の進展状況を紹介。公立小中学校の96.1%でPCの「1人1台」環境が整いつつあるとともに、OSの採用率は「Chrome OS」が43.8%でトップシェアになっているという。
一方、PCの持ち帰りという観点では、51%の学校が準備中、23%が未実施および準備しておらず、約7割がPCを学校に置いて帰る状態にあると指摘。今回の製品投入は、家でもChrome OSを使える環境の提供という狙いがあるようだ。
菅野氏は、「(Chromebookは)Googleアカウントでログインして使うため、1台あれば家族で共有できる。セルラーモデルのため外で使えるし、Wi-Fiだけのアクセスで賄えないところもカバーできる。『Google Pixel』の日本市場への投入や、約2000人の『Google Pixelプロダクトスペシャリスト』による店頭でのサポートなどで得られた(ソフトバンクのGoogle製品販売における)知識、ノウハウを活用し、Chromebookの販売にチャレンジしたい」と語った。
レノボ・ジャパンで代表取締役社長を務めるDavid Bennett氏は、「あらゆるサービスがクラウドにつながっており、PCにも常時接続性が必要な時代になった」と説明。有線LAN、無線LANとPCの接続方法が変わってきた中で、使い勝手やセキュリティ、携帯性などを例に挙げ、常時接続性のメリットを解説した。
反面、法人向けノートPC市場は、「LTEや5G搭載のPCを導入しても、SIMを挿して使ってる人は半分しかいない」(Bennett氏)という課題があると指摘。「PCの中でも常時接続を前提に作られているChromebookをソフトバンクから提供し、これからのライフスタイル、ワークスタイルを変えていく」(Bennett氏)と、セルラーモデルを提供する背景を説明した。
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