Pinterestが米国時間4月6日、気候変動に関する誤った情報や誤解を招くコンテンツを削除すると明記した新しいポリシーを発表した。
Pinterestはこの新しいルールについて、「主要デジタルプラットフォームの中で唯一、気候変動に関する虚偽または誤解を招くおそれのある情報に対してコンテンツや広告に明確なガイドラインを定義」したものだと述べている。
このガイドラインは、Pinterestが誤情報対策として定めている、より広範なルールの一部と言える。誤情報に関する同社の現行のポリシーは、害を及ぼすおそれがある、虚偽あるいは誤解を招くコンテンツのシェアを禁止または制限するものとなっている。さらに新しいポリシーでは、気候変動を否定するコンテンツ、気候変動の解決策に関して虚偽または誤解を招くコンテンツ、科学的データを不正確に伝えるコンテンツ、自然災害などの緊急事態に関して虚偽または誤解を与える有害なコンテンツを削除するとしている。
Pinterestによる今回の動きは、他のソーシャルネットワークに対しても、気候変動の虚偽情報に関するポリシーの策定を迫るものとなる可能性がある。気候変動は気温や気象パターンの長期的な変化として定義されるが、これに関する虚偽情報は、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアサイトで以前から続いている問題だ。
Pinterestはどちらと言えば、インテリアや料理レシピ、結婚式に関するアイデアを得られる場所としてよく知られているが、気候変動に関するコンテンツも投稿されている。ただし、Pinterestは気候変動に関する虚偽情報を削除した件数については公表していない。
「気候変動に関する誤情報ポリシーの拡充は、誤情報と戦い、安全な場所をオンラインに生み出すためのPinterestの取り組みにおける新たな一歩です」と、ポリシー担当シニアバイスプレジデントのSarah Bronma氏は発表の中で述べた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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