Microsoftは、デフォルトのブラウザーをワンクリックで簡単に変更できる「Windows 11」のオプションを提供しようとしているようだ。Microsoftは米国時間3月28日、「Cリリース」のWindows 11更新プログラムのプレビューの一部として、この新機能をひっそりとリリースした。この新しいオプションは、4月12日にリリースされる次回の月例更新「Patch Tuesday」プログラムで、すべてのメインストリームユーザーに提供されるとみられる。
Microsoftは、デフォルトブラウザーを「Edge」からほかのブラウザーに変更する手順に、複数のステップを追加するなど、Windows 11ユーザーにEdgeを使わせ続けようと手を尽くしてきた。デフォルトブラウザーの設定方法に変更を加え、Edge以外のブラウザーをデフォルトで使いたい場合、複数の設定を手動で行うことを求めるいくつかの新しい手順を追加したほか、2021年11月には、Edge以外のブラウザーを選択しやすくする「EdgeDeflector」などのツールをブロックし、ユーザーがプログラムをほかのウェブブラウザーにリダイレクトできるようにするEdge用のプロトコルを無効化したと報じられた。
しかし12月には、Windows 11でデフォルトブラウザーの選択方法を変更する可能性があることを示唆した。「Dev Channel」でプレビュー公開したビルドで、新しい「Set default」(既定を選ぶ)を追加したのだ。Dev Channelリングに導入された機能が、必ずしも将来のWindowsリリースに組み込まれるとは限らない。それでも、Set defaultボタンは累積更新プログラムでWindows 11に追加されそうだ。
この機能を今すぐ確認したいWindows 11ユーザーは、「KB5011563」(OSビルド22000.593)プレビューを手動でダウンロードできるようになっている。リリースノートには、既定のブラウザーを設定する新しいボタンに関する記載はない。筆者はThe Vergeの記事で、このボタンが追加されたことを知った。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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