新型スマートフォン「Galaxy S22」のパフォーマンスが、特定のプリインストールアプリによって制限されているとして物議を醸している問題について、サムスンの最高責任者が謝罪した。
サムスンでデバイスエクスペリエンス部門の最高責任者を務めるJH Han氏は、韓国で現地時間3月16日に開催された同社の年次株主総会で、この問題に関する顧客の懸念を認識できていなかったと述べ、謝罪の意を示した。
この件をめぐり、3月に入ってユーザーの不満はピークに達していた。そのきっかけは、Galaxy S22シリーズに搭載されている「GameOptimizingService」(GOS)アプリが、デバイス内にある多数のアプリのパフォーマンスを抑制しているとする報告が相次いだことだった。
こうした苦情に対し、サムスンは当初、GOSは安全のためにインストールされており、パフォーマンスが制限されるのはゲームアプリだけだと主張していた。しかし、先週になってソフトウェアアップデートを公開し、ユーザーがパフォーマンスを優先できるようにした。
それでも、GOSアプリを完全に削除できるようにすべきだという意見がユーザーから上がっている。
Han氏は株主総会の席上で、GOSアプリはスマートフォンのパフォーマンスを最適化するために設計されたものだとして、このアプリを擁護した。
このアプリはスマートフォンのCPUとGPUのパフォーマンスを、ゲームアプリのパフォーマンスに影響を及ぼさない程度に制限するだけだと、同氏は説明した。
最近のソフトウェアアップデートについては、パフォーマンスの改善を求めるユーザーの要望に応えるためにリリースしたと述べ、今後は同様の問題は起こらないと約束した。
Han氏はまた、GOSの問題が同社の過剰なコスト削減努力によって生じたとする主張を否定し、サムスンがコスト削減のために品質を犠牲にすることはないと語った。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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