南海電気鉄道、南海フェリー、三井住友カード、QUADRAC、ビザ・ワールドワイド・ジャパンの5社は3月10日、和歌山港と徳島港で、「Visa」のタッチ決済による実証実験を実施すると発表した。
3月25日から12月11日、Visaのタッチ決済を利用できる専用の読取端末機をフェリーの乗船口に設置する。航路でのVisaのタッチ決済利用は日本初になるという。
加えて、南海電鉄の和歌山港駅、中百舌鳥駅に、3月25日から利用できるVisaのタッチ決済専用の改札機を新設する。これにより、シームレスに南海電車と南海フェリーを乗り継ぎできる環境を整備するという。
なお、同乗り継ぎを利用した場合、駅窓口や券売機で事前に乗船券やきっぷを購入することなく、割引片道乗車船券「好きっぷ」と同様に割り引き、価格が2200円となる「スマート好きっぷ」を適用する。
適用区間は、南海電鉄のVisaのタッチ決済が利用可能な各駅と南海フェリー(和歌山港〜徳島港)間。ただし、南海電鉄の座席指定列車および、南海フェリーのグリーン席利用には別途料金が必要となる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」