LIXILは3月7日、パブリックトイレのメンテナンス業務をDX化するIoTサービス「LIXIL Toilet Cloud」の提供を、3月9日より開始すると発表した。
LIXIL Toilet Cloudは、「清掃業務効率化支援AIアプリケーション」により、AIがトイレの利用状況をモニタリングし、施設特性を踏まえた最も効率の良い清掃プロセス、指示を、スマートフォン画面で提示するサービス。清掃のムダ、ムラを削減し、清掃業務プロセスの最適化を図る。
「ベーシックプラン」には、清掃業務効率化支援AIアプリケーションに加え、点検、排水管洗浄サービスをセット。LIXILの専門スタッフが、日々の清掃だけでは取り切れない汚れ、異物を除去し、トイレのつまり、あふれやにおいの発生を未然に防ぐ。
さらに、ベーシックプランの追加オプションとして、定額制修理サービスの「+CAREプラン」を用意。トイレに不具合があった際は、追加費用なしで何度でもLIXILの修理、交換等のメンテナンスサービスを受けることができる。
なお、本サービスはすでに、LIXILオフィスビルや西日本旅客鉄道をはじめとする、さまざまな施設で共同実証実験が行われており、その効果が確認されている。
LIXILオフィスビルにおける実証実験では、LIXIL Toilet Cloud が提供する清掃業務効率化支援AIアプリケーションにより、清掃品質を維持させたまま、清掃業務工数を45.7%削減することに成功したという。
西日本旅客鉄道との共同実証実験では、一部の駅で、LIXIL Toilet Cloudが最適化したトイレ清掃業務プロセスに基づいて清掃することで、従来のトイレ清掃に比べて、定期清掃の回数を減らすことができたとしている。
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