アップルの次期「AirPods Pro」に関するリークとうわさまとめ - (page 2)

Lisa Eadicicco (CNET News) 翻訳校正: 編集部2022年03月04日 07時30分

軸の部分が消滅か

 2016年の登場以来、AirPodsに付いていた白い光沢のあるステム(軸部分)に別れを告げる時が来るかもしれない。Bloombergの記事によれば、新型AirPods Proは「Beats Studio Buds」のような、ステムが目立たないデザインを採用する可能性がある。もっとも、この記事はAppleがこの種のデザインをテストしていることを伝えているだけで、これが実際の製品に採用されるかどうかはまだ分からない。

 しかし、もしこのデザインが採用されれば、2019年発売の初代AirPods Pro以来、最大のデザイン変更となり、サムスンやAmazon、Boseから出ている競合製品のデザインに近づくことになる。

Beats Studio Buds
Beats Studio Buds
提供:David Carnoy/CNET

 デザインの変更はタッチ操作にも影響を及ぼす。現在のAirPods Proのステムには感圧センサーが仕込まれており、この部分を操作してメディアの再生やSiriの起動を行う。この軸部分がなくなる場合、操作はBeats Studio Budsと同じく、本体のタッチ操作で行うことになるだろう。

 Macお宝鑑定団Blogによると、AirPods Pro 2では充電ケースのデザインも変更される可能性がある。本体がイヤーバッド型のデザインに変わるなら、充電ケースのデザインに多少の調整が入るのは当然だ。このブログが伝えている新ケースの予想寸法は、(他の純正AirPods用充電ケースにはない)防水機能を備えたAirPods 3の充電ケースと同じだ。また、AppleInsider9to5Macが報じたKuo氏の投資家向けメモによれば、次世代AirPods Proの充電ケースにも、紛失時に見つけやすいように、音を出す機能が搭載される見込みだという。

フィットネス機能も登場か

 AirPodsにはさまざまな機能が付いているが、今のところアクティビティーの追跡機能はない。Bloombergによると、AirPods Pro 2にはフィットネス用のモーショントラッキングセンサーが搭載される可能性がある。

 記事は詳細には触れていないが、Appleが2017年に提出した特許出願書類は、同社がイヤーバッドを使って生体信号を測定する方法を模索していることをうかがわせるものだった。

 フィットネス機能が追加された場合、Appleは同様の機能を持つワイヤレスイヤホンを販売しているJabraやAmazonの仲間入りを果たすことになる。Jabraのイヤーバッド「Elite Sport」はワークアウト中の運動回数や心拍数を記録し、Amazonの「Echo Buds」は運動の内容を記録することができる。

その他のうわさされている新機能

AirPods Pro
AirPods Pro
提供:Sarah Tew/CNET

 AppleはAirPodsの将来計画を明らかにしていないが、AirPods 3から推測できることは多い。例えばAirPods(第3世代)は、より価格の高いAirPods Proや第2世代のAirPodsよりもバッテリー持続時間がわずかに長い。このため、AirPods Pro 2のバッテリー持続時間がAirPods(第3世代)を超えないまでも、同等のレベルまで伸びる可能性は十分にある。

 また、AirPods(第3世代)に搭載されている肌検出センサー(イヤホンが耳に接触しているかを高精度で検知する機能)が、新型AirPods Proに搭載されたとしても不思議ではない。

 もう1つの未解決の疑問は、AirPods Pro 2の価格だ。Appleは現行のAirPods Proを249ドル(日本では税込3万580円)で販売しているが、Apple以外のショップでは、もっと安価に入手できることもある。Appleの将来計画は分からないが、もし新型AirPods Proの発表と同時に初代AirPods Proが製造中止になるなら(可能性は高い)、新モデルの価格は249ドルに据え置かれる可能性がある。Appleは2019年に第2世代のAirPodsを発売した際も価格を変更しなかった。新型AirPods Proの価格は競合製品よりやや高くなるかもしれないが、現在の人気ぶりを見る限り、人々は多少のプレミアム価格なら喜んで支払うだろう。

 うわさが本当なら、次世代AirPods Proの目玉は新しいデザインとフィットネストラッキング機能の追加となりそうだ。こうした変更は、最近AirPods Proを買った人を動揺させるほどの魅力はないかもしれないが、2019年の発売時に初代モデルを買った人に買い換えを決意させるだけの説得力はあるかもしれない。実際のところはAppleからの正式発表を待つほかない。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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