米司法省は米国時間2月8日、2016年に起きた仮想通貨取引所Bitfinexのハッキング事件に関連する36億ドル(約4200億円)相当のビットコインを押収したと発表した。また、マンハッタンで2人の容疑者(30代の夫婦)を、ハッキングで得た仮想通貨のマネーロンダリングを共謀した容疑で逮捕した。このハッキングで盗まれたビットコインの総額は、現在の価値で45億ドル(約5200億円)に相当する。
容疑者らは、「ハッカーがBitfinexのシステムに侵入し、2000回を超える不正な取引を実行した後に、Bitfinexのプラットフォームから盗まれた11万9754ビットコインのマネーロンダリングを共謀した疑いがある」と、司法省は裁判所文書を基に述べた。
当局は、捜査令状を取得して容疑者らが管理していたオンライン口座を調べ、「Bitfinexから盗まれた資金が直接送金されていた」デジタルウォレットの秘密鍵を取得したという。この秘密鍵を使って、9万4000超のビットコイン(押収時の価値で36億ドル超相当)を取り戻すことができたという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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