ビットコインの価格が米国時間1月24日午前、最高値を記録した2021年11月の約半分まで落ち込んだ。ビットコイン価格は一時3万4000ドルを割り、21日から約10%下落した。
下落した仮想通貨はビットコインだけではない。CNBCは24日、ビットコインを含む多くのデジタル通貨が先週末にかけて急落し、仮想通貨市場全体で直近24時間で約1300億ドル(約15兆円)が失われたと報じた。12月の大半を4000ドル周辺で推移したイーサは1月にかけて下落しており、24日には一時2100ドル台となった。
下落の背景には、米連邦準備制度理事会(FRB)がまもなく金融政策を引き締めて金利を引き上げる可能性を示唆したことがある。その結果、仮想通貨やハイテク企業株を含む高リスクの資産を売る動きが広がったと、The Wall Street Journal(WSJ)は報じている。
FRBは先週、長らく待ち望まれていた中央銀行デジタル通貨(CBDC)の潜在的メリットとデメリットを調査した討議資料を公開し、意見の公募を開始した。多くの仮想通貨が国の金融当局によって発行および規制されているのとは異なり、FRBは、デジタル通貨に対する立場を表明していないが、この動きは、仮想通貨の人気の高まりに伴って、デジタル通貨に対する米国政府の関心と懸念が高まっていることを表している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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