NECソリューションイノベータとフルタイムシステムは2月8日、千葉県船橋市の商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY(ららぽーとTOKYO-BAY)」内店舗の商品を、近接するJR南船橋駅前に設置する専用ロッカーに配送する実証実験「テイクアウトステーション」の開始を発表した。期間は4月30日まで、配送料は実証実験中は無料。
ららぽーとTOKYO-BAYの2店舗(クリスピー・クリーム・ドーナツ、LUPICIA)の商品を専用ロッカーとなる「フルタイムロッカー」に配送し、利用者が指定した時間に受け取りできる。「並ばずに店舗の商品を購入したい」といったニーズがあり、実証実験を開始したという。対応店舗は今後拡大予定としている。
集荷は14時、16時30分、19時の1日3回。受け付けは各集荷時刻の1時間30分前に締め切る。
注文から支払い、受け取りまでが、メッセージアプリ「LINE」で完結する。フルタイムロッカーはコンピュータ制御で、常温ボックス20個、リモートで温度管理ができる冷蔵ボックス12個、合計のボックス数は32個。
同サービスで購入した商品は、配送スタッフが対象店舗から集荷して、まとめてフルタイムロッカーに配送する。店舗は配送スタッフに渡すだけで利用者へ配送でき、負荷軽減につながるとしている。
なお、ららぽーとの店舗で購入した商品を購入店舗や施設内の商品受け取りデスク「&mall DESK」に預け、フルタイムロッカーに配送するサービスも実施する。こちらも期間と配送料は同一。
NECソリューションイノベータとフルタイムシステムは今後、南船橋エリアに限らず商業施設や駅、住宅地、スーパー、オフィス、駐車場など利用者の生活動線上のさまざまな場所にフルタイムロッカーを設置する予定としている。
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