「Windows 11」新機能のリリース手段はどうなる?--MSがInsiderプログラムの方針など示す - (page 2)

Mary Jo Foley (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2022年02月04日 11時47分

Online Service Experience Pack

 Online Service Experience PackもOS自体とは別に、Windowsの機能をアップデートするための手段だ。同社は2021年10月のブログ記事で次のように説明している。

 「Online Service Experience Packは、Windows Feature Experience Packと同様の機能を果たし、OSのメジャーアップデート以外の方法で、Windowsを更新できるようにするものだ。両者の違いは、Windows Feature Experience PackがWindowsのいくつもの領域で幅広い改善を提供するのに対し、Online Service Experience Packは、新しい『Your Microsoft account』設定ページなど、特定のエクスペリエンスの向上に重点を置いている点だ」

Web Experience Pack

 MicrosoftのブログにWeb Experience Packについて説明する記事へのリンクはない。筆者が知る限り、Microsoftはこれらがどういうものかを明らかにしていない。筆者が取材したところ、広報担当者は「Web Experience Packは、『Microsoft Store』を通じてアップデートされる(一方、Feature Experience PackとOnline Service Packは、「Windows Update」を通じてアップデートされる)。MicrosoftはWeb Experience Packによって、Windows 11のウィジェットのエクスペリエンスなどをアップデートできるようになる」とのことだった。

 このInsidersプログラムに関するブログ記事の残りは、これといって目新しい内容ではない。Microsoftは引き続き、Devチャネル、Betaチャネル、Release Previewチャネルという3つのテストリングを持つことになる。同社が2021年に明らかにしたように、Devチャネルは特定の予定されているWindowsリリースにひも付けられていない。Devチャネルは新機能を実験することを重視し、それらの機能は特定のWindowsリリースに採用されるかどうか分からない。BetaとRelease Previewのチャネルは、比較的近い将来にメインストリームで提供されるアップデートに対応する可能性の高い機能セットをテストする。

 同社はWindows 11のテスターに、どのリングへの参加が最適か考えるよう促している。製品に採用されない可能性がある機能をテストしたくないユーザーは、DevチャネルからBetaチャネルに移行できるようにする窓口を近々設けるという。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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