Metaは米国時間1月31日、3Dの仮想現実(VR)アバターを「Instagram」で使えるようにしたほか、「Facebook」「Messenger」で既に提供していたアバターも改良したと発表した。スーパーボウルをテーマとした期間限定のジャージなど、プロモーションを目的としたアバター衣装も提供する。同社は2021年9月、VRと拡張現実(AR)を既存のソーシャルメディアプラットフォームに融合するメタバース戦略に注力するとして、社名をFacebookからMetaに変更している。
アバターはFacebookのプロフィール画像のほか、ステッカーやフィード投稿に利用できる。「Bitmoji」やAppleの「ミー文字」とほぼ同様に、Messengerのメッセージで送ったり、Instagramの投稿に追加したりできる、感情を表すアニメーションだ。アバターのカスタマイズも強化され、スキンシェーダーが改善されたほか、車いす、補聴器、人工内耳も追加された。
スーパーボウルをテーマとしたプロモーションとして、アバターに無料で追加できるシンシナティ・ベンガルズとロサンゼルス・ラムズをテーマとしたシャツも2月28日まで期間限定で利用できる。
この機能はまず、米国、メキシコ、カナダで提供される。
Facebookでは既に、プロフィール画像をアバターにできる機能が提供されていたが、今回のアップデートにより3Dアニメーションが追加された。Instagramでは今回初めてアバター機能が追加された。
「メタバースは、VRとARのモバイルとコンピューターの懸け橋となる、相互に接続されたデジタル世界であると考えている。すべてのプラットフォームでアバターを使えるようにすることは、メタバースを構築するというビジョンの実現に向けた、われわれの最初のステップの1つだ」と、Metaのアバターおよびアイデンティティー配布担当ゼネラルマネージャーを務めるAigerim Shorman氏は、Zoomを介した今回の変更に関する米CNETとの会話の中で述べた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」