Appleは、「iPhone」を実質的に決済端末に転換する新しいサービスを開発していると、Bloombergが米国時間1月27日に報じた。事業者は他のハードウェアを使わず、iPhoneで直接支払いを受けられるようになるという。
この機能は、Appleが2020年にカナダの新興企業Mobeewaveを1億ドル(約115億円)で買収した時から予想されていた。Mobeewaveは、スマートフォンのタップによって支払いを受けられる技術の開発で高く評価されていた。
報道によると、このサービスが実現すれば、販売業者はSquareの端末などサードパーティーのハードウェアを導入する必要がなくなり、顧客は販売業者のデバイスの背面をクレジットカードかiPhoneでタップすることで、支払いができるようになる。iPhoneは、NFCチップを使ってこの新しいサービスに対応する可能性が高い。
Appleはこの機能を、「今後数カ月のうちに」リリースする方向で準備を進めているとされる。同社は1月26日、iPhone向けの最新ソフトウェアアップデート「iOS 15.3」をリリースした。訪問したウェブサイトがユーザーの閲覧履歴などの個人データを参照できるという「Safari」のバグなど、複数のセキュリティ脆弱性を修正している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」