リモートワークの導入や外出自粛によって、それまで築いてきた生活のリズムがすっかり崩れてしまい、気持ちがどんよりしている。2022年は生活習慣や気持ちを立て直したい――本書はそんな方におすすめしたい1冊だ。
著者は順天堂大学医学部教授の小林弘幸氏。「医者が考案した『長生きみそ汁』」などの著書で知られる、自律神経研究の第一人者だ。本書ではそんな著者が、自律神経を整え、仕事のパフォーマンスを発揮したり、モヤモヤした気持ちをやわらげたりする習慣を教えてくれる。
自律神経を整えるというと難しく聞こえるかもしれないが、ご安心を。持ち物を最適化する、1カ月間に生じたストレスを書き出してみる、1日1枚写真を撮る……本書で紹介される習慣は、今日から取り入れられるものばかりだ。
著者によると、「自律神経を整える」とは「交感神経と副交感神経をバランスよく、高い状態にすること」。これがコンディショニング、つまり「持っている力を発揮するために状態を整える」ことにつながるのだという。
いくら能力ややる気があっても、コンディショニングが万全でなければ、100%のパフォーマンスを発揮するのは難しいものだ。あなたも、持てる力をフルに使い、気持ちよく毎日を送るために、自律神経の力を借りてみてはいかがだろうか。本書には108の習慣が掲載されているので、1日1個ずつ、今日から3カ月ほどかけて試してみるのも楽しいかもしれない。
今回ご紹介した「整える習慣」の要約記事はこちら。この記事は、ビジネスパーソンのスキルや知識アップに役立つ“今読むべき本”を厳選し、要約してアプリやネットで伝える「flier(フライヤー)」からの転載になります。
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