「アイマス シンデレラガールズ」10周年ツアー愛知公演で見た“無限の広がりを感じるステージ” - (page 2)

佐藤和也 (編集部)2022年01月01日 19時00分

 2日目も、1日目と同じく「星環世界」からライブはスタート。挨拶を経てからの最初のブロックでは、1日目の終盤で歌われた「Drastic Melody」(関口さん、千菅さん、福原さん)から始まり、以降もライブの流れは1日目と同様だが、セットリストは大幅に変わり、1日目では歌われなかったソロ曲やユニット曲が披露されていった。

「星環世界」(2日目)
「星環世界」(2日目)
「星環世界」(2日目)
「星環世界」(2日目)

 ソロ曲については、中盤で赤﨑さんが茜のソロ曲「みなぎれ!ボボボンバー」をライブ初披露。曲中でも掛け声がふんだんに盛り込まれ、何事においても全力で取り組む、そして“力こそパワー”な茜を体現するように熱く歌っていた。

「みなぎれ!ボボボンバー」
「みなぎれ!ボボボンバー」
「みなぎれ!ボボボンバー」
「みなぎれ!ボボボンバー」

 また富田さんがあきらのソロ曲「#HE4DSHOT」を、終盤にてライブ初披露。FPS(ファーストパーソン・シューティング)が趣味のあきらを示すような楽曲を、富田さんは時折指で銃の形を作った振り付けをしながら、カッコよさが際立つように歌っていた。

「#HE4DSHOT」
「#HE4DSHOT」
「#HE4DSHOT」
「#HE4DSHOT」

 トークパートでは、前半の忘れられないライブの名場面として、大空さんがクローバーをイメージさせるコンサートライトの光が広がる光景に言及すると、LEDには配信で視聴しているプロデューサーさんからコメントとして送られた、絵文字のクローバーがたくさん映し出されるという一幕も。ほかにも洲崎さんが、サンシャイン噴水広場というオープンなスペースでのイベントで、プロデューサーさんが見ている状態のリハーサルにおけるエピソードを語ったり、ルゥティンさんは4thライブさいたまスーパーアリーナ公演において、キャスト陣が個別衣装で登場した際の、プロデューサーさんの驚きと歓声が忘れられないと振り返っていた。

 また、後半の忘れられないあの出来事をテーマとしたパートでは、飯田さんがユニット「LiPPS」としてテレビの音楽番組に出演した際、LiPPSが自分たちのいる世界に存在しているという感覚になったと振り返る。ほかにも富田さんが、飯田さんの面倒見の良さに触れると他のキャストも同意する一幕もあったほか、田辺さんは2021年の新春オンラインライブにおいて、ユニット「サイバーグラス」で披露した「Needle Light」で、メガネ越しにステージを見るという映像演出に感動したことを語っていた。

 今回のツアーでは、さまざまなメンバーの組み合わせによって、楽曲の新たな一面を見せる場面も多々あり、2日目で歌われた「未完成の歴史」(青木さん、洲崎さん、田辺さん、ルゥティンさん)では、もともと3人で歌っている曲を、4人での歌割りにして披露したとのことで、個々のソロパートと4人の歌声が重なる部分とで、それぞれに新たな魅力を引き出していた。

「未完成の歴史」
「未完成の歴史」
「未完成の歴史」
「未完成の歴史」

 また「Nebula Sky」(関口さん、集貝さん、中澤さん、長野さん)は、本来アナスタシアのソロ曲。Nebulaは“星雲”を意味する言葉で、今回のライブテーマにあっているというのもあるが、4人が声を担当するアイドルはそろってソロ曲を持っておらず、歌詞にはそんな4人へのメッセージとも受け取れそうな箇所もあり、想像も膨らむ組み合わせとなっていた。

「Nebula Sky」
「Nebula Sky」
「Nebula Sky」
「Nebula Sky」

 各属性にフィーチャーしたコーナーでは、まずパッションでは「Nothing but You」(鈴木さん、原さん、山本さん)を歌う。この曲はパッション曲ではなく全タイプ曲となっており、元気というよりもクールな方向での熱い歌声を響かせる。また、キュートでは「Absolute NIne」(藍原さん、金子さん)が歌われ、スタンドマイクでカッコよく決めていた。また、クールでの歌唱楽曲は「ミラーボール・ラブ」(田辺さん、千菅さん、富田さん、福原さん、村中さん、ルゥティンさん)となり、LEDにミラーボールが映し出されるなかで、ダンスホールをイメージするような、ダンサブルなステージとなっていた。

 終盤では、「咲いてJewel」(藍原さん、青木さん、天野さん、飯田さん、関口さん、千菅さん、富田さん、中澤さん、福原さん、ルゥティンさん)に続き、「無重力シャトル」(赤﨑さん、大空さん、金子さん、洲崎さん、鈴木さん、田辺さん、長野さん、原さん、村中さん、山本さん)が歌われ、1日目の序盤に歌われた楽曲が、2日目の終盤に歌われるという、シャトルの出発と帰還をイメージさせるものとなっていた。

「咲いてJewel」(2日目)
「咲いてJewel」(2日目)
「咲いてJewel」(2日目)
「咲いてJewel」(2日目)

 1日目と同様に、全員そろっての「Stage Bye Stage」で一旦締めくくり、10周年を記念した特別映像を上映を経て、シンデレラ・コレクションに着替えてのアンコールとなる「EVERLASTING」を披露。終わりの挨拶のなかではさまざまな感謝の言葉が聞かれるなか、まだアイドルの声を担当するようになって日が浅いキャストにとっては、プロデューサーさんに直接ステージを見てもらう有観客公演が情勢的に難しかった状況もあり、ようやくそれが叶ったことの喜びをそれぞれに語っていた。そして最後に「お願い!シンデレラ」で締めくくった。

「EVERLASTING」(2日目)
「EVERLASTING」(2日目)
「EVERLASTING」(2日目)
「EVERLASTING」(2日目)

 10周年ツアーも3公演目となるなかで、ライブテーマになっている宇宙をイメージさせる楽曲を織り交ぜつつ、これまでの公演でもあったような歌うメンバーによって彩られる楽曲の新たな一面も存分に見られ、宇宙を示すような無限の広がりを感じられるステージとなっていた。あわせて、この規模での公演延期にも関わらず早期に開催できたことの関係者の尽力やそれに応えるキャスト、そして暖かく迎えたプロデューサーさんを感じられる公演にもなっていた。

 また余談だが、見どころや聴きどころとなるシーンがあったなかで、筆者が個人的に印象に残っているところがある。それは、1日目に天野さんが披露したほたるのソロ曲「谷の底で咲く花は」だ。天野さんがライブ初登場となった7thライブツアー千葉公演以来の披露で、今回は同曲が収録されているCDジャケットでほたるが着ている白のドレス風衣装を、天野さんが着用して登場。LEDに映し出された一輪のスズランの花を背景に、たったひとりのステージでバラード曲を歌う。そして天野さんが歌い進めていくなかで、スズランが多数咲き誇る背景に変わっていく。そんなほたるを表現する楽曲を場内のプロデューサーさんも真剣に聴き入り、終わったあとには大きな拍手が巻き起こっていた。

 ほたるは事務所を何度も移籍している苦労人かつ不幸体質を自認する一方、トップアイドルになることをあきらめないという背景があるなかで、少し声を震わせるところがあったほど、情感を込めて歌声を響かせる天野さんの姿は、ほたるとクロスオーバーして見えるような感覚に。そして伏し目になったり、光が見えたときの見開くところも含めて、歌っているときの目線も丁寧に表現していたのが印象的。なにより、初めて見たときにも感じた、まっすぐに見つめる天野さんの瞳に目が離せないという感覚が、より心を打つもの。そのうえで以前よりも増した表現力で歌う姿と歌声が、涙腺を刺激するものと思えた次第だ。

 なお本公演については、両日ともASOBISTAGEでのアーカイブ配信を期間限定で実施。配信チケットを購入することで視聴することができる。アーカイブ視聴期間は1月3日23時59分(チケットの販売期間は1月3日12時)までを予定。販売価格は各5000円(税込・機能利用料込)。

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