iFixitは、「Microsoft Surface」シリーズを対象とするMicrosoft公認の修理ツールを、修理業者など向けとして販売開始した。この修理ツールを使えば、Microsoft以外でも正式な修理が可能になる。
Surfaceシリーズの各モデルは、接着剤で固定されたディスプレイを外そうとすると割れたりするため、壊さずに分解することが難しい。修理のしにくさは以前から指摘されており、たとえば、修理は非常に困難、「Surface Book」の修理しやすさは最低評価、「Surface Laptop」「Surface Pro」の修理はほぼ不可能、「Surface Go」の修理容易性は10点満点で1点、といった具合だ。
そこで、iFixitはSurfaceを安全に分解するためのツールなどを開発。「iFixit Pro」「Microsoft Authorized Service Provider」「Microsoft Experience Center」「Microsoft Commercial」限定で提供していく。発売したものは、画面取り外しツール「Surface Display Debonding Tool」、組み立て時に適切な力で接着するためのツール「Surface Display Bonding Frame」、交換用のバッテリーカバー「Surface Battery Cover」。
なお、最近のSurfaceは保守性が改善されていて、iFixitは「Surface Laptop 3」を10点満点中5点、「Surface Pro X」を同6点と評価した。Microsoftは、株主からも修理容易性を向上させるよう求められ、対応するとしている。
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