Appleが新型コロナウイルスの感染増加を受けて、従業員へのオフィス復帰要請を無期限に延期したという。Bloombergは米国時間12月15日、Appleの最高経営責任者(CEO)Tim Cook氏の社内向けメモを基に、従業員のオフィス復帰が、予定されていた2月1日から「時期未定」になったと報じた。
Cook氏はメモの中で「ハイブリッドワークのパイロット運用を遅らせる」と述べたとされ、その判断の理由については「世界中の多くの地域で感染者数が増加し、ウイルスの新株が出現した」ため、としたという。
Bloombergの報道によると、Cook氏は従業員に、「皆さんとそのコミュニティーを安全に保つため」新型コロナウイルスのワクチン接種を受け、ブースター接種も受けるよう推奨している。14日にはGoogleが、会社のワクチン接種ルールに従わないと無給となり、最終的には解雇されると従業員に通達したことを報じられている。
Appleは2020年8月にオフィスへの復帰時期を同年10月から2021年1月まで延期し、その後2月まで再延期した。感染力が強い恐れがあるオミクロン株の登場によって感染者数は再び急増しており、今回の無期限延期につながった。Appleは14日、米国の「Apple Store」における顧客のマスクの着用義務も復活させたと報じられている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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