ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の「PlayStation Network」担当シニアバイスプレジデントだったGeorge Cacioppo氏が、アマチュアによる小児性愛者へのおとり捜査ビデオに撮影されたことを受け、解雇された。サンディエゴ警察は米国時間12月9日、同氏について捜査中だと認めた。
YouTubeチャンネルの「People v. Preds」が3日に投稿した動画によると Cacioppo氏は、自身を15歳の少年だとする人物との密会の予定を立てていたという。「LinkedIn」のプロフィールによると、同氏は過去8年間、SIEでシニアバイスプレジデントを務めていたが、この動画が原因で解雇された。
ソニーは4日に電子メールで、「状況を認識しており、問題の従業員は雇用を解消された」と述べた。
動画では、カメラマンが夜、ある家に向かって通りを歩く様子が映っている。家の前には「PS5」のシャツを着たCacioppo氏らしき人物が立っている。カメラマンがその男性に「Jeff」と呼びかけ、質問をしようとすると、男性は家に戻り、回答を拒絶しつつドアを閉めた。カメラマンはさらに、警察に電話するぞと叫び始める。
動画の説明欄に投稿された「Googleドライブ」のリンクによると、Cacioppo氏は、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クィアの人々向けのSNSアプリ「Grindr」で自身を15歳だと述べた人物と話をしたという。会話のスクリーンショットでは、2人は写真を交換し、性的な行為について話し合っている。Cacioppo氏はおとりに名前はJeffだと伝え、住所を伝えたとされている。おとりはUberで同氏のところに行くと伝え、同氏は外で待っていたのだという。
People v. Predsが撮影したとする、未成年者と接触しようしたテクノロジー企業の従業員は、Cacioppo氏だけではないようだ。10月にはTodd Wiseman氏とされる人物がGrindrで15歳の少年との面会を取り付けていたという。
LinkedInのプロフィールによると、同氏はNVIDIAのシニアアカウントマネージャーだった。NVIDIAの広報担当者は同氏が現在会社に所属していないものの、以前は従業員だったと述べた。同社はPeople v. Predsの動画が雇用終了の原因となったかという質問に対し、回答を拒否している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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