Appleが初めて開発した200台のコンピューターのうちの1台が今週、オークションで販売された。Steve Jobs氏とSteve Wozniak氏が手作業で組み立てたとされるこの「Apple-1」は、50万ドル(約5700万円)で落札された。
Los Angeles Timesによると、木製の筐体に収容されているこのコンピューターは、約60台しか現存しないApple-1モデルの1つだという。過去10年の間に複数のApple-1が、今回と同様に驚くほどの高値で販売されている。
Apple-1の当初の価格は666.66ドルだったため、今回の販売価格はその750倍以上ということになる。落札者は匿名だが、このコンピューターは「この国(米国)を離れる」ことになりそうだというオークションハウス関係者の発言を、Los Angeles Timesは報じている。
Apple-1は、パーソナルコンピューティングの歴史において、名誉ある地位を確立している。Apple-1は、Jobs氏の自宅をまだ拠点としていたまったく新しい企業による初期の製品の1つだった。Appleは現在、世界でも特に時価総額の高い企業の1つとなっている。
今回のオークションを開催したオークションハウスJohn Moran Auctioneersにコメントを求めたが、直ちに回答は得られなかった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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