Amazon Web Services(AWS)で米国時間12月7日に障害が発生し、複数のウェブサイトやアプリを一部のユーザーが利用できない状態になった。AWSでは、「Disney+」「Robinhood」「Barclays」「Slack」などのサービスに処理能力やストレージを提供している。今回の障害では、ワシントンDCやニューヨーク市を含む米国東海岸の地域に障害発生の報告が集中していた。
障害に関するデータを収集するDown Detectorには、7日の米国東部時間正午前の時間帯に、AWSを利用するサイトの障害報告が1万1000件以上まで急増している様子が示されている。
システムアクティビティーをモニタリングするためのAWSのステータスページには、同社のバージニアにある施設で発生した問題がUS-EAST-1リージョンに影響を与えていると記載されている。その問題は、企業がウェブサイトやアプリを運用するために使用する、複数のAWS製品に影響を与えたようだ。
「根本原因を特定済みで、復旧に向けて鋭意対応している」と更新情報には記されている。
Down Detectorには、数十件のサービスの障害報告も示されているが、そのすべてがAWSの障害が始まった時間から発生している。Amazonそのものに加えて、傘下のサービスである「Ring」「Prime Music」「Alexa」「Chime」や、TicketMaster、Google、McDonald's、Venmo、Cash App、そして米社会保障局のオンラインアカウント用ポータルであるMy Social Securityなども、7日の午前11時頃から障害に見舞われている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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